1/24 第12回JEMEA研究会開催報告
平成31年1月24日(木) 13:30~17:10
東京都千代田区丸の内 京都アカデミアフォーラムにて開催いたしました「第12回日本電磁波エネルギー応用学会研究会」につきましては、成功裡に終了いたしました。
●第12回JEMEA研究会詳細
参加人数:研究会41名(講師3名含む、うち非会員11名(協賛団体会員本人1名含))、懇親会31名(うち非会員6名)
3名の講師の皆様、ご来場いただきました皆様、会場をお貸しいただいた京都アカデミアフォーラムの皆様、開催準備/運営に多大のご協力を頂戴いたしました東京工業大学 和田研究室、崇城大学 池永先生、当学会法人会員、ミクロ電子(株)様に御礼申し上げます。
また、IEEE MTT-S Japan/Kansai/Nagoya Chapter様には、この研究会のご協賛をいただき、告知につきましいてご協力をいただきました事を感謝申し上げます。
【研究会およびパネルディスカッションのご報告】
本研究会では以下3講演を実施しました。
「スピン軌道相互作用の制御とスピントロニクスへの展開」 新田 淳作 先生 (東北大学)
「広い意味での半導体におけるスピン流輸送・変換の実現とその物性」白石 誠司 先生 (京都大学)
「非平衡物質が切り拓く新規スピントロニクス素子」齋藤 秀和 先生(産総研)
新田先生にはスピントロニクスが活用されているデバイス紹介から、電界効果スピントランジスタに至る過去~現在~将来の研究展開を講演いただきました。
白石先生は「スピン流」の概念から丁寧にご講演いただきました。またマイクロ波とスピンの関係をご説明を頂き、マイクロ波研究者が主な参加者が非常に興味
深く聴講しました。
研究の成果である実際のデバイスについて齋藤先生にはご講演いただきました。岩塩型酸化亜鉛を活用したデバイスの最新知見に関する講演は大変有意義でした。
講演後、先生方をパネリストとしたパネルディスカッションでは以下の点が共有されました。
・スピントロニクスとマイクロ波研究は遠いように見えて相当多くの接点がある
・双方の研究者交流は両分野及び学際領域での研究を促進するという認識
・両分野とも発展継続には研究・技術の魅力を一般に、特には未来の研究者である学生に「優しく」アピールすることが重要
●今回は、講師の先生方から多くのパワーポイント原稿を頂戴し、最新の情報も直前で加えていただき、52ページになるテキストを作成いたしました。当日ご来場いただけなかった方々には、ご希望によりにテキストの残部を通信販売いたしますので、JEMEA Web Shopからお申し込みをいただけます。(先着10名)
テキスト通信販売お申込みはこちらから: ●JEMEA Web shop
【懇親会ご報告】
講演・パネルディスカッション終了後懇親会が行われ、研究に関する情報交換やディスカッションが活発に行われました。
またその席上でJEMEA Sympo2018@Kitakyushu のベストペーパー賞及びベストポスター賞の表彰式が行われました。
(報告記事は、別途掲載いたします。)
本研究会でご講演いただきました3先生方にお礼申し上げますとともに、今後とも当学会とのお付き合いをお願いいたします。
【次回予定】
5月30日(木)慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎(らいおうしゃ)で「平成30年度定期総会」及び「第10回日本電磁波エネルギー応用学会講演会」を開催予定です。準備が整い次第ご案内いたします。
「第13回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウム」は10月30日(水)-11月1日(金)茨城県つくば市産業技術総合研究所で開催予定ですが、2月以降、発表者募集などに関する日程をご案内させていただきます。
日本電磁波エネルギー応用学会
当日の写真
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