Sympo2020 特別セッション講師・発表要旨・JEMEA進歩賞受賞記念講演演題 公開(追記)
第14回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウム
11月5日 特別セッション 科学研究者のキャリアパス
11月6日 特別セッション マイクロ波、電磁波技術のデジタル化を目指して
について講師・ご講演演題・ご講演要旨を公開いたします。 また、JEMEA進歩賞受賞記念講演についても併せてご案内いたします。
尚、講演内容の調整や実行委員会の判断で多少時間帯が変更になることがあります。最新情報は常にこの記事およびシンポジウムホームページにてご確認をお願いします。
記
11月5日(木) 10:00-12:00 特別セッション「科学研究者のキャリアパス」
座長 藤田明希 (株式会社科学技術研究所)
今年のシンポジウムは ―SDGs を目指す電磁波エネルギー応用研究と研究者の未来を拓く― をテーマとしています。SDGs達成の一翼を電磁波エネルギーが担うには、その研究及び研究者が必須ですが研究者のキャリアパスは研究者自身にとってしばしば不透明で不安なものです。そこで研究者であると同時に教育者、社会人としての研究やキャリアで活躍いただいている講師の先生方に、今後の展望をお聞かせいただき、すべての研究者を勇気づけるようなセッションを実施します。
10:00-11:00 | 特別講演1 「大学の研究を社会実装する」 |
講師 東京工業大学 和田 雄二 | |
要旨: わたしは、大学院修了後、37年間、研究所と大学で研究と教育に携わってきました。キャリアーの初期では、固体表面上での金属錯体の光化学に興味を持ち、学問研究によったテーマを好んでおりましたが、途中から、直接社会で役立つ研究内容へと次第にテーマ設定の姿勢が変わってきました。大学では、企業と共同研究講座立ち上げを2回も経験しましたが、振り返ると、大学教員による化学技術の社会実装がいかに険しい道か、実感しています。この講演では、アカデミアにおられる研究者の方々へのメッセージだけでなく 企業でお仕事をしておられる方々にも、大学などアカデミアの研究者とどう協働するのが、これからの産業界にとって有益なのかお考えいただく機会となればと思っております。 |
11:00-12:00 | 特別講演2「新しい技術を世の中に出そうとすること」“Introduce new technology to the world” |
講師 マイクロ波化学株式会社 塚原 保徳 | |
要旨:エネルギー伝達手段としてマイクロ波を用いることで新しい概念の化学プラントを創造すべく、2007年に会社を立ち上げた。 現在までの紆余曲折をお伝えする。 |
11月5日(木) JEMEA進歩賞 受賞記念講演
座長 西岡 将輝(産総研)
13:20-14:20 | 「無機材料精密設計によるマイクロ波誘起熱的非平衡状態の化学応用」“Chemical Application of Microwave-Induced Thermal Non-Equilibrium State by Precise Design of Inorganic Materials” |
東京電機大学 望月 大 | |
要旨:後日掲載予定 |
2日目 11月6日(金)10:00-12:00 特別セッション
「マイクロ波、電磁波技術のデジタル化を目指して」
座長: 福島 英沖(名古屋大学)
10:00-10:10 | 本セッションの紹介 |
福島 英沖 | |
量子コンピュータの量子ビットの制御にマイクロ波が使われているのをご存じだろうか。また、ワイヤレス電力伝送WPTの実用化が始まっているが、UL (Underwriters Laboratories) 規格が電気自動車EVなどの規格認証を行う安全認証機関であるのは、あまり知られていない。新型コロナウイルスの影響でJEMEAシンポジウムもオンライン開催となったが、あらゆる分野で日本のデジタル化は、世界に比べて著しく遅れているのが明らかとなった。コロナ収束後は全く新しい生活スタイル、産業構造になると言われているが、マイクロ波とデータサイエンスの融合など、JEMEAとしてもデジタル化の可能性を探求する必要がある。本セッションでは、マイクロ波、電磁波技術のデジタル化を目指して異分野交流を図り、量子コンピュータの最前線とマイクロ波電力伝送を含めたWPT技術の法規制・標準化について、分かりやすく解説していただく。 |
10:10-11:05 | 特別講演 「量子コンピュータの最前線-基礎から最新動向まで」 |
講師 産業技術総合研究所 川畑 史郎 | |
要旨:最近、量子コンピュータの開発競争が活発化してきた。実際、IBM・インテル・グーグル・マイクロソフト・アリババといった巨大企業やRigetti computing・IonQなどのスタートアップがハードウェア開発に参入している。また、欧米や中国は、巨額の研究予算を量子コンピュータの開発に投入している。日本においても、文科省 光・量子飛躍フラッグシッププログラムQ-LEAPやNEDO AIチップ・次世代コンピューティングプロジェクト等の大型量子国家プロジェクトがスタートした。さらに、内閣府は2020年1月に量子技術イノベーション戦略を策定した。そのため今後、量子コンピュータの開発が我が国において加速すると考えられる。本講演においては、量子コンピュータの最新研究開発動向、技術課題、展望について紹介する。 |
11:10-12:00 | 特別講演 「各種無線電力伝送技術の規格化と最新状況」 |
講師 株式会社UL-Japan 花澤 理宏 | |
要旨:電源ケーブル等を接続せずにモバイル機器や電気自動車等を充電する技術としてWPT(Wireless Power Transfer / Transmission : 無線電力伝送)がある。WPTは、意図しない不要電磁波放射抑制や送受電機器間の相互接続性等が要求されることから、規制や規格の策定が不可欠である。本講演では、各種WPT技術の規制・規格策定の動向について解説する。 |
ご聴講のためには、シンポジウムの参加登録が必要です。
【シンポジウムのHP】
【4thサーキュラー】
【参加申込受付は終了しました】
9/25(金)までの参加登録、9/30(水)までの振込の早期登録価格でのご参加をお勧めします。
9/26(土)-10/30(金)の事前登録は価格が高くなります。
ご入金確認が取れましたら、オンラインシンポジウムの接続案内、
10月下旬に接続テストの案内をお送りいたします。事前登録の方も10/26(月)までの登録を強く推奨します。
●シンポジウム参加者は、無料でオンライン懇親会にご参加いただけます。講師の方でお時間が取れる方には、オンライン懇親会にもご参加いただく予定です。
<実行委員会からのご案内>
発表申し込みについて
発表申し込みは締め切りました。
機器展示出展・広告出稿
【機器展示・広告趣意書】
申込受付を終了しました
シンポジウム全体のプログラム公開は9月11日の原稿投稿締切後となりますがご了承ください。
日本電磁波エネルギー応用学会
理事長 福島 英沖(名古屋大学)
シンポジウム実行委員長 藤田 明希(㈱科学技術研究所)
Sympo2020 office
11/5-11/6/2020 @ Online
Mail to: sympo2020@jemea.org
Tel&Fax:03(3414)4554
HP: https://www.jemea.org
[ver.20200821_1031 参加申込締切]